他人の語る夢に人生を盗まれるな

私が働いていた会社の関連会社がとあるウェブサイトでとんでもないブラック企業だと叩かれていた。
海外の本社での話なので全てが本当のことかは知らない。
でも、読んでいてそういうところあてはまるな、というのはいくつかあった。

とにかく仕事がきつい。それは本当だ。
ワークライフバランスなどという生易しい言葉は存在しない。
ほとんどの男性は子どもを奥さんに任せきりで、ずっと働いている。

それでも辞めずに働く人もいる。
何故かという理由として、その記事に書かれてたもので、私が一番的を得ていると思ったのはこの一言だった。

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(この会社は)従業員たちを「ワーカホリック」にすることが得意だったからだ
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あの会社は今になってみて思うと、さりげなく従業員の感覚を狂わせ、人生の目標を会社の目標にすり替える仕組みがあったように思う。

例えば会社のパーティで大音量で DJ が音楽を流し、カッコいい映像を流し、会社のロゴをあちこちに登場させる。営業成績の良い人に景気のいい効果音を流しながらトロフィーを渡す、長い長い授賞式。

かっこいいキャッチーなスローガン。
社長の熱のこもったスピーチ。
SNS ではみんな週末になると高級なお店で食事している写真をどんどんアップする。
高級車やお金のかかる趣味を自慢する。

でも、ふとそこを抜け出してみるとなんだかキツネにつままれたような感じがする。
まるで自分の人生の意味を盗まれて、いいように使われていた感覚だ。
もちろんそこで働いたから、今みたいな暮らしが出来てるけど、でも実際得たものよりももしかすると失ったもの、奪われたものはもっと大きかったんじゃないかと思ったりする。

後悔したりはしないけど、言いたいのはもっと多くの人が自分の人生を振り返った方がいいんじゃないかということ。

もしかすると今自分が打ち込んでいる目標は、本当の自分の目標じゃなく、誰かに植え付けられた目標じゃないか。自分が自発的に打ち込んでいるように見えて、実は誰かに踊らされているだけなんじゃないかって。

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